校長室の窓から

脱皮して一人一人が輝こう

3学期が始まりました。

冬休み明け、インフルエンザ感染の影響が心配されましたが、体育館で始業式を行うことができました。元気な顔の生徒たちが学校に戻ってきました。3学期は進級・卒業、そして、卒業後の進路に向けて、とても大切な時期となります。教職員一同、一丸となって取り組んでいきますので、よろしくお願いいたします。

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【校長講話より】

 私は冬休みに、学校の図書館で「あなたはまだ『がんばり方』を知らないだけ。」で始まる本を借りて読みました。この本の作者は「ビリギャル」として知られる方です。昨年9月頃に図書館に入った本で、すでに3件の貸し出し履歴がありました。私、読んだという人がいますよね。この本は主に勉強について書かれていますが、部活動やその他の努力が求められる場面にも当てはまる内容だと感じました。

 本校には素直な生徒が多く、「分かりたい」「できるようになりたい」と思いながら、なかなか成果が出ずに悩んでいる人も少なくないと思います。勉強が苦手だと感じている人、それは「正しい頑張り方」を教わったり、納得できる成果を得たりした経験が少ないからかもしれません。この本は、結果を出すためには「正しい努力」が必要であり、その要素として「モチベーション」「戦略」「環境」を挙げていました。

まず「モチベーション」を保つ方法ですが、それは成功体験を積み重ねることです。自分の能力に見合った目標を設定し、それを達成することで次へと進む。このサイクルが大切です。目標は、小学校1年生の計算問題のように簡単すぎず、6割程度の達成感を得られるものが理想的です。実は、皆さんが夢中になっているゲームは、この考え方に基づき作られています。勉強や部活動においても、自分に合ったレベルで目標を立てることが成功への第一歩となります。

 次に「戦略」です。部活動の大会やコンクール、入試などを思い浮かべてください。良い結果を出すためには、適切な準備が欠かせません。時間配分や教材選び、練習内容などを計画的に考え、指導者である先生と連携して取り組むことが重要です。昨年、本校の3年生で、総合型選抜試験を受けた生徒がいました。この生徒は、自分の強みを分析し、試験内容や倍率を調べ上げたうえで戦略を立て、見事志望大学に合格しました。まさに「己を知り、相手を知る」ことで勝ち取った成果でした。

 3つ目は「環境」についてです。勉強中にスマホをどこに置いていますか?  部活動で集中しているとき、スマホを手元に置いていますか?  集中を妨げる要因を排除し、環境を整えることが重要です。また、目標を周囲に宣言し、逃げられない状況をつくるのも有効な方法です。家族や先生、友人といった支え合える仲間を作ることも、自分を高めるための大きな力となります。

 これらの「モチベーション」「戦略」「環境」を意識して努力を積み重ねることで、必ず結果がついてくるでしょう。そして、結果が出なくても、その過程で努力した自分を肯定することが、自己効力感を高め、自信につながります。

 最後に、2学期の始業式でもお話ししましたが、本校で取り組んでいる「朝活」についてです。皆さんにより有効に活用してもらえるよう、先生方と議論を重ね、3学期は試験的に改善を行います。詳細は後ほど担当の先生から説明がありますので、ぜひ積極的に取り組んでください。

 また、嬉しいニュースがあります。3年生の生徒が、今年もフィギュアスケートの埼玉県大会で優秀な成績を収め、1月20日から神奈川県で行われるインターハイに出場します。高校生活最後のインターハイです。頑張ってください。

 2025年、巳年.今年は蛇が脱皮するように、皆さんも新しい自分へと成長し、より魅力的な人間になれるよう努力を続けてください。一緒に頑張りましょう。